ヘルニアになったら?

こんにちは、本日はヘルニアについてお伝え致します。

ヘルニアとは、体内の臓器などが、本来あるべきところから逸脱した状態を指します。体腔内の隙間に飛び出たものを内ヘルニア、体腔外に飛び出たものを外ヘルニアといいます。

ヘルニアの代表的なもの
椎間板の中にある髄核が線維輪を破って突出状態にある椎間板ヘルニアや、胃が横隔膜の食道裂孔を通じ、
縦隔側へと飛び出た状態の食道裂孔ヘルニア。腹膜で包まれた臓器が腹壁外へと脱出した状態の腹壁ヘル
ニア。臍ヘルニア(出臍)、鼠径ヘルニア(脱腸)などがあります。

椎間板ヘルニアの原因
多くの四足歩行の動物は脊椎が重力を垂直に受けて生活しているのに対し、人間は二足歩行であるため、脊椎が重力と平行な力を受けます。このため、立位の状態では椎間板には多くの負担がかかります。主な
原因としては、加齢や重いものを持った時の負荷などが考えられています。

椎間板ヘルニアの好発部位
椎間板ヘルニアの好発部位は、下位腰椎L4–5、L5–S1間(骨盤の上端の上下付近)が最多(上位腰椎
より神経根症状を起こしやすい)で、次に下位頚椎(首の付け根)に多く、胸椎には少ない(胸郭がある
ため椎体間の可動性が他の椎体より少ない)です。高齢になると下位腰椎での可動性が減少するため、ヘル
ニアが起こりにくくなります。つまり、よく動く脊椎の部分で好発しやすいです。

検査法として
脊椎の骨性変化を見るX線検査(レントゲン)、侵襲性が無く、容易に画像上でヘルニア形態を把握
できるMRI(磁気共鳴映像法)、X線の扇状ビームを連続的もしくは断続的に回転しながら照射し断層像を
得るCT(コンピューター断層撮影)などがあり、神経症状などが出ている場合は徒手検査(頚椎部では
スパーリング、ジャクソンテスト、腰椎部ではSLRテスト、ブラガードサインテスト、FNSテスト、
ケンプテスト)なども有効です。

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小川町鍼灸整骨院